soundoffice.com
http://www.soundoffice.com/oto100/spot067.php
日本の音風景100選
ニホンジカ
Cervus nippon
日本に広く生息しているシカ科の動物。東アジアの他の地域にも分布する。オスは頭に枝角を持ち、毎年生え変わる。蹄(ひづめ)は2つに分かれ、反芻する動物。
日本語の「鹿」に由来して、英語でも sika deer の名がある。
録音メモ
周波数帯域
シカの鳴き声は200Hz~6kHz程度の範囲が目安で、極端な低域・高域は不要。
鐘の音の基本となる周波数は低音域になるが、倍音も多く含まれるため周波数は意外に幅広い。
録音レベル
録音対象が野生動物なので、対象との距離に注意する。鳴き声自体は比較的芯のある音色で録りづらいわけではない。むやみに接近しても危険な場合があるので、安全な状況を保つことが第一。
鐘の音は、近づいて録るばあいはレベルオーバーに注意する。
PR:astyle
astyle ANAショッピングサイト
吉野の葛餅 12個
吉野地方の古の味を現代の菓子職人が再現。
PR:ソニーストア
Sony Style(ソニースタイル)
PCM-M10/W
PCM-M10/W
PCM-D50
PCM-D50
PCM-D1
PCM-D1
春日野の鹿と諸寺の鐘
春日野には数多くの野生のシカが生息し、その鳴き声を聴くことができる。
また、東大寺、興福寺などの寺院では定刻に鐘が撞かれ、古都奈良の地に深みのある音色が響き渡る。
奈良公園の鹿
奈良公園の鹿
基本データ
ニホンジカの季節による変化
つぶらな瞳でおとなしそうな印象のニホンジカではあるが、発情期のオスや出産後のメスなど気が荒くなる時期がある。
また、季節により鳴き声にも違いがみられるので、1年を通しての変化を簡単にまとめてみる。
図:奈良公園のシカの1年
奈良公園のシカの1年
オスの角
ニホンジカはオスだけが角を持ち、毎年生え変わる。
毎年春になると、新しい袋角が生え始める。袋角の表面は毛が生えていて、まだやわらかい。
夏ごろまで袋角は成長し続け、徐々に表皮がはげ落ち、9月頃には完成した硬い角となる。
翌年の早春には角が脱落し、また袋角が生えるというサイクルを繰り返す。
ただし、奈良公園のシカの一部は、完成した角を切り落とすようになっている。これは人への安全対策や樹木保護などの観点から行われているが、公園内のすべてのシカの角が切られるわけではない。また、古くからの伝統行事にもなっており、「鹿の角きり」として毎年秋に開催されている。
夏毛と冬毛
ニホンジカの毛には夏毛と冬毛がある。
夏毛は栗色に白斑があり、春から夏にかけての明るい装いとなる。
夏から秋には暗褐色の冬毛に換わり始めて白斑もなくなり、冬らしい渋い装いへと変わっていく。
それとは別に、発情期を迎える9月~11月にはオスの首にはタテガミ状の毛が生える。
発情期と出産期
ニホンジカの発情期は秋で、9月~11月ごろ。この時期のオスは、発情期に特有の鳴き方をするとともに、気が荒くなる時期でもある。
妊娠期間は7~8ヶ月で、出産の時期は5月~6月ごろ。特に出産後のメスは気が荒くなる。
音を聞ける場所の位置情報
奈良公園
国の名勝にも指定されている、奈良の代表的な観光スポット。公園周辺には国の天然記念物である約1200頭の野生のシカが生息している。
入園料はなく、年間を通して開放されている。
東大寺
華厳宗の大本山。「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録され、国宝や重要文化財を数多く有する。ご本尊は奈良の大仏として有名な盧舎那仏。
鐘は毎晩8時に鳴らされ、大晦日には除夜の鐘が撞かれる。
※以下の座標は東大寺本坊の位置です。
興福寺
法相宗の大本山。「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録され、国宝や重要文化財を数多く有する。
鐘は毎日朝6時、正午、夕方6時の3回鳴らされる。また、大晦日には除夜の鐘が撞かれる。
※以下の座標は興福寺本坊の位置です。
KMLファイル
※記事中の写真は以下のサイトの素材を利用させていただきました。